みなさん、こんにちは、濱田将士です。
日に日に夏に近づいていることが実感できる今日この頃。街には、草木が生い茂り素敵な風景が広がっていますね。
こういった気温の変化に身体がついていけずに、体調を崩される方も少なくありませんので、お気をつけください。
さて、今回は、フィットネス業界の考察について述べたいと思います。
ズバリ、コロナ禍における”勝ち”と”負け”の分断要因です。
コロナ禍でも伸びたクラブの特徴は?
コロナで全滅!と言うようなことを見ますが、僕のクライアント先でもコロナ前に復活しているクラブもチラホラ出てきました。さらに誤解を恐れず言うと、伸びたクラブもあります。すっごく伸びたクラブもあります。
まず、業界のセグメント的に言うとコロナ前との売上費
総合型フィットネス→75%
パーソナル(都会)→80%
パーソナル(郊外)→120%
小規模フィットネス(都会)→120%
小規模フィットネス(郊外)→105%
と、言う感じです。
でも、それらのセグメントの中でも伸びたクラブと打撃を受けたクラブに分かれます。
それらを解説します。
総合型フィットネスの深刻な問題は、新型コロナウィルスだけではない。
まず、総合型フィットネスは、
郊外になればなるほど回復が早いです。
これは、フィットネス以外のレジャーが少ないこともありますし、総合型が出店しているくらいの商圏ですから、情報弱者で動けない人が少ないのもあるでしょう。
そして、30を超える店舗の現状分析をやってみたのですが、結論を言うと総合型ってコロナによる打撃はおそらく10%くらいで15%〜20%は、それ以外の問題です。
もともとコロナ前から総合型は、競争力を失っていました。24時間、小規模、スモールと呼ばれる業態の台頭でダメージを受けていました。そしてその本質をつかめていなかったからこそ、このような課題が浮き彫りになっているのです。
24時間、小規模、スモールは、利便性が競争力を持っているのではありません。これは、僕が何年も主張し続けていますが、どれだけ失敗しても業界は利便性競争で抵抗します。(笑)
総合型のジム部分だけを24時間化して、劇的にうまくいったクラブは、ほぼありません。利便性が弱みであれば、そこを改善することでクリアになるはずの問題が解決できていないのですから、本質は違います。
過去に多くの経済学者が論じてきたように、ライフサイクルの”価格”の時代に入ったのです。その証拠に今、日本にある客単価3,000円台のジムは、CPA(顧客一人あたり獲得コスト)1,500円以下で、コロナ禍でも月200人〜300人の入会を獲得しています。
今、1万円のビジネスしているのに、3千円のビジネスなんてできないよ。と思われるかもしれませんが、そりゃそうです。でも、じゃあどうやってその波に対抗するの?って話です。
はっきり言うと、地域に住む非会員さんたちに入会してもらおうと思うなら、3千円のジムよりも1万円出してでもこのジムの方がいいよね!って思ってもらわなければいけません。
今までは、1万円のジムしかなかった中で、どこのジムがいいでしょう選手権をしていましたが、その中に3千円ジムが出てきたら、今までと同じやり方では通用しないのは、当然で、今こそ1万円なら1万円でコスパがいい!価値があると思ってもらえるジムに変革すべきなのです。
そして、その変革ですでに回復したり逆に伸びたクラブもあるのです。
が、打合せの時間が近づいてきたので、この話は、別の機会でお話します。
総合型だけではなく、小規模型、パーソナル型、オンライン型など国内の全てのセグメントをクライアントにもつ僕だからこそ話せる内容です。
盲点と対策が明確にわかるはずです。
ぜひこの話の続きを聞いて欲しいと思います。
続きの話は、こちら